アイロン仕上げ台 修理

修理日記

アイロン台のスイッチを入れるとモーターから変な音がする

ほとんどのクリーニング店舗でも利用されているアイロン仕上げ台の手入れと修理の記事です。
故障らしい故障もせず長年使用してきたアイロン台ですが、最近バキュームの音はやかましく、
そのくせ吸い込みが弱くなりました。 マットを換えても効果がありません。
どうやらモーターが怪しくなって来ました。 閑散期なので調べる事にしました。

まず、マットは外しておきます。

足ペタルも外します。 両側のネジを外すとペタルが外れ、繋がっているダンバー開閉用の
棒も分解します。    準備ができたら裏向けになるように倒していきます。
80kgほどあるので、二人がかりでゆっくり倒します。古い毛布などがあれば 良いでしょう。

とにかく、ホコリがすごい。置いてある場所に大量のホコリが溜まっていました。


案の定、モーターのファンの入り口は ホコリで加熱ぎみ状態。
とにかく、掃除。するとモーターの銘板が読めるようになります、ここにベアリングの
情報が記載されているので、交換の為用意しておきましょう。ネットのモノタロウや
近くのホームセンターなどで手に入ります。興味のある方は ベアリングの記号の見方を
ネット
どで参考ください

掃除が済んでモーーを固定してあるナットを外すと、簡単にモーターが外れました。

前のシロッコファンの方は ナットで締めてあるだけ、簡単に取れます。
気をつけるのは ナットは逆ネジです  いつものように回すと締まっていきます。

後ろの冷却ファン側は カバーを外してCリングを外します。
ファンは プラスチックなので割れやすいので均等にゆっくり抜いていきます。

よくここまでホコリが溜まったもんです。分解より掃除の時間のほうがかかっています。
前のプラスチックフランジを外して、ようやくモーター単体に出来ました。
今まで外した、ネジやパーツは必ずひとまとめにする習慣をつけましょう。
組み立て時にえらい事になってしまう事が多々ありました。

ではモーターを分解してゆきます。音の原因はホコリではなく、ベアリングにあると
思われます。  4ヶ所ナットを緩めます。必ずメガネレンチやソケットを使用してください。
ここを痛めると、モーター修理は不可能になってしまいます。


中のローターを出します 両側にベアリングが見えます。


ベアリングは ガタガタで錆びています。それを専用工具で抜き取ります。前は軸が長いため
まず大型で引き抜いてから中型に変える必要がありました。

軸のサビ、汚れを落としたら用意してある新品を挿入します。
均等にしっかり元の位置まで入れます。
後は、ローターを戻して組み立てていきます。

完成です。

初めて挑戦される方にアドバイスとしては
分解する際、写真を撮っておく事。
部品は 全て箱などに保管。
固くて外れない場所は 緩め方を検討する。  ショックハンマー、緩めるオイル、加熱など
事例を ホームページなどで調べておく。

とことん失敗してから業者さんを呼んでも直してはもらえません。
自己責任でお願いいたします。

 

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